最近嬉しかったこと②

小学生の生徒本人から電話があった。

「これから学校の宿題を塾に行ってやってもいいですか?」

その生徒に限らず、一部のしっかりした生徒を除いて、今の小中高生は家で勉強しない。または、していたとしても効果は出ていない。我々が子供の頃とは時代が違う。

 

テレビを見ながらや音楽を聴きながらの「ながら勉強」をしていたり、自分の勉強机以外の場所でやっていたり…宿題の字を見ただけで、「慌ててやってきたな」とか「多分答えを丸写ししてきたな」ということはすぐに分かる。当塾の宿題チェックはかなり細かい。これでもかというくらいあら探しをする。理由は一つ。「手のかかる生徒、もとの頭の出来の良くない生徒」しかいないからだ。

 

そして、特に最近気になるのが、「当たり前のことを知らなさすぎる」生徒が増えてきたということだ。例えば、自宅の電話番号が言えない、1日(ついたち)や8日(ようか)が読めない。8月6日や9日に日本に何があったかを知らないetc.

勉強以前の、元来家庭で教わっていなければいけない最低限の常識は、知らないと恥をかくのは子供だけではない。

 

逆に言うと、最低限の常識や礼儀礼節がしっかりしている生徒なら、すぐに成績は伸びる。素直だし、こちらの言うことをしっかりと守ってくれる「頭の中の風通しの良い生徒」だからだ。

 

上記の生徒も、最初は結構苦労したが、一番素晴らしいのは、「自分の意志で」行動しようとしてくれたことだ。ゆっくりでもいい、諦めさえしなければ、少しずつ階段を上っていってくれると思う。

 

そんな生徒が圧倒的多数を占めるからには、こちらも、稲を見守る農家の方のように、一日たりとも目は離せない。だから、休んでいる暇などないのである。