ご挨拶・理念、黒板一斉授業へのこだわりについてぜひご覧ください

ご挨拶
塾の理念について
各務原校のはじまり。

2011年1月24日(月)公園の中の小さな集会所。
ここが考学館各務原校の原点でした。
その日、お集まりいただいたお客様は7組。イスもなく、長机と座蒲団、小さなホワイトボート。
傍から見れば、ただの悪徳商法の勧誘にしか過ぎなかったかも知れません。
事情により大手進学塾を退社せざるを得なくなった私は、自らの力でゼロから塾を開校することを決意しました。
知名度も看板もない。そんな塾にどれだけの人が集まるか、不安しかありませんでした。
確かに、私は大手塾を退社したことによって、全てを失いました。
安定や今まで築き上げてきた実績、お客様との信頼関係など。
当時33歳、無職。失意のどん底にいる私の力になってくれたのが、かつての教え子たちや保護者の方々でした。
まだ場所すら決まっていない、どこの馬の骨とも分からないような塾のために、口コミを広めていただいたり、手作りのチラシを知り合いの方々に配っていただいたり…
正式な場所が決まるまでの間、自治会長のご厚意により、集会所をお借りすることができるようになり、
授業をスタートさせました。
あれから年月は経過し、生徒も増え、私が本当に理想として描いていた、小学生から高校生までの「同じ講師による真の小中高一貫指導」が可能となる体制も整いました。

そして、より多くのお客様に「本物」を体感していただきたく、HPの作成に至りました。この過程で、私は気付いたことがあります。それは「目に見えないものこそが最高の財産になる」ということです。
これまでの人生で、幾度となく周りの方々に助けられました。それこそが、私の何物にも代えがたい財産なのです。そして、これからも、これまでお力添えをいただいた方々のためにも、都市部にも劣らない岐阜の教育を築き上げなければならない、という強い「使命感」のもと、日々、精進していきます。

頑張る生徒さんにとって最高の学び場であることをお約束します。
塾は、他のサービス業と異なり、内部で行われていることがお客様に伝わりにくい、という現状があります。
したがって、最初に方針や理念を理解いただくことは非常に大切だと考えます。私たちはお客様に「誠意」を持って
接していきたく思います。
我々の考える「誠意」とは絶対に嘘をつかないこと。ですから、生徒を入塾させるときだけ迎合するようなことはしません。
そのためにも、親子で説明を聞いて頂き、塾の理念をご理解、ご納得いただいた上で入塾していただくという運びが
好ましいわけです。そうでなければ、話が違うじゃないか、ということにもなりかねません。
塾を選ぶ基準は様々だと思います。価格を優先順位の1番に持ってこられる方もいるでしょうし、大手だから安心だと感じる方もいるでしょう。この地区では大小多くの塾がひしめき合っています。今日、都市部の塾では、価格よりも「付加価値」の競い合いが起きているようです。大手の塾さんでは、ほぼ全員の講師が均一に授業はこなしますし、授業開始時の面白い話や生徒にやる気を起こさせるような話もしっかりと研修において上級職の講師から伝達され、マニュアル化されています。逆に言うと、塾の授業は分かりやすく、面白くて当たり前であるとも言えます。
食べ物屋さんに例えると、支店と考えるとわかりやすいと思います。すべての店で均一の味ですし、合格点に達し、看板があるので安心感があります。情報量も多いですし、そこにメリットがあります。
当塾は、知らない方から「まあまあだよ」と70点の評価をいただくよりも、通っていただいているお客様から「すごくいい」と120点の評価をいただくことを目標にしています。すなわち、「名店」であり続けたいと思います。
そこで話を戻しますが、塾における付加価値とは、「講師の人間力」につきると思います。私自身、塾の講師がそんなに偉い人間だとは思っていません。ですから、無責任に思われるかも知れませんが、「子どもの人生を背負ってやる」などとは言えませんし、「教育とはこうあるべきだ!」などと熱く語るつもりも毛頭ありません。また、「子どもにやる気を出させよう!勉強の素晴らしさを伝えよう!」と思ったこともありません。
むしろそれは、単なる「おごり」にすぎないと思うからです。
なぜなら、やる気は自分で出すものですし、勉強する意味を本質から説くことなどできないからです。出来ることは、マニュアル化できない自分の経験から学んだことや失敗したことを本音で話すのみです。以前、私は生徒によく言いました。「塾に来るだけで成績が上がると思っている奴はすぐ辞めろ」と。あくまでもこちらの意図を理解し、言われた通りのことをしっかりやっていただく生徒さん方の目標を叶える「サポート」をするだけの役割です。その代わり、頑張る生徒さんには「質・量ともに最高のサーヴィス」を提供できると自負しております。
失敗した経験があるから、生徒たちの心に響く授業ができるのです。
塾講師というのは、生徒に授業を通して、「これが伝えたい」という思いがなければいけません。過去に私に関わってくださったすべての生徒さんと保護者様にはお伝えしていますが、私は高校を卒業しておりません。公立高校を不合格になり、入った先の私立高校も2年の5月で退学しました。
1年強、すさんだ生活を送っていましたが、ある日、小中時代の友人が高校野球で活躍する姿を偶然テレビで見ました。それが私にとっての転機となりました。このままでは自分は本当にダメになる、そう思って生まれて初めて「反省」をしました。
そして、「大検」(現:高卒認定)を取得すれば、高卒の資格が得られ、大学受験をすることができることを知りました。朝4時から朝刊の配達をしながら、予備校に通い、大検を取得し、希望の大学に合格することができました。始めは27だった全国模試の偏差値が最終的には60を越えました。
この過程で私は多くの事を学びました。ズルした先には何も待っていないということ、一歩一歩コツコツと頑張るという生き方もあるということ、外見(姿勢や態度)の大切さ、それが伴えば自然と人格も形成もされるということ・・・険しかった表情は穏やかになり、大学時代には生涯の友達が沢山できました。社会人になってからもその経験は随所に活かされています。
私が授業という空間を通じて生徒の皆さんに伝えたいことはたった一つ、「昔の自分のようになるなよ」これだけです。
当塾では、姿勢や態度が悪い、挨拶ができない、理由なしの遅刻・欠席、こういう場合は遠慮なく叱ります。厳守できない方の御入塾はお断りします。
その代わり、授業には一切の手抜きはしません。手前味噌ですが、教務力には絶対の自信を持っております。
「難しいことはわかりやすく、わかりやすいことは面白く、面白いことは深く」これを軸足として授業を展開していきます。
そして、その空間を通じて、一人でも多くのお客様に満足していただきたいと思っております。
生徒や保護者の方から、卒塾するときに「先生に会えて良かった」「この塾に入って本当に良かった」という声を聞くたびに、私のやってきたことは間違いではなかったのかな、とも思います。
教室責任者 水野 貴司
黒板一斉授業へのあくなきこだわり
授業イメージ
講師は、生徒の学びたいという意欲を瞬時に汲み取り、それに応えようと黒板に反映させる。
この一連の動作はライヴの授業のみで行うことのできる世界だ。
また、臨機応変に生徒の需要にも応えることができる。
それがライヴ授業の醍醐味である。
058-383-8050 お問い合わせフォーム
進学塾 考学館 各務原校